立山冬物語;
  • 立山の日々
  • 2024.1.18 up

    1月から翌4月中旬までのあいだに立山山頂直下の室堂に降った雪は積雪20m近くに達する。春には多くのスキーヤーを呼びこみ、3000mの頂上から滑降する姿は爽快のひとこと。山岳スキーのメッカ立山はふもとの田んぼに恵みの水をもたす”命の源”でもある。
    立山山頂から富山平野、富山湾、その先にある能登半島の全景が一望できる。人々に恵みや楽しみを与える立山と天災によって甚大な被害を被った能登。なんというアンバランス。「世界が燃え尽きようともわが国土は安穏であり天人が住み続ける」とは法華経の言葉。どんなことがあっても仏は衆生を見守ってくださるということであろうか。