立山山麓先端の“緑の城壁”に囲まれた“舌状台地”、新瀬戸高原。
“緑の城壁”というのは杉林で、リズム感のある帯となって新瀬戸高原を囲んでいます。この城壁の上部に剱岳を望むことができ、その景観は自然の妙に尽きるといえましょう。
日本海と立山連峰を望み、果てしなく広い大空のもと、さわやかな風が吹き抜ける新瀬戸高原。その中心部を南北に真っ直ぐ伸びる道の両側は見渡す限りの田んぼとなっています。江戸時代から粘土質の土壌でできる良質な米の産地として定評があり、“立山天空の散歩道 吟撰米”のふるさとです。
新瀬戸高原は春、ヒスイの桃源郷と化します。一年で最も美しく感じられる季節です。田んぼには立山の清冽な雪解け水が流れ込み、山の豊かな栄養をもたらします。ここのお米が格別美味しいのは山の恵みによるところが大きいのです。
新瀬戸高原の早朝は立山から吹き下ろす風を受けて涼しく、道端の草花が朝露に光るなか、黄金色に輝く田んぼの中を歩けばさまざまな想いが心に浮かびます。
お天気に恵まれて収穫できた安堵感、数あるお米のなかでもたぶん格別美味しい新瀬戸米をいただけることへの感謝、収穫に至るまでの気の遠くなるような八十八手間(特に草刈り)、新瀬戸米を待ち望む人々と誇らしげな農家さんの表情など。
新瀬戸米は、立山の水と空気のなかで育ってこのうえなく上質な味わいとなり、これだけあれば他に何も必要なかったことを実感させてくれます。
新瀬戸高原一帯は特別豪雪地帯に指定されていて、多い時で一晩に1m近く雪が積もります。近年の温暖化で根雪になることはありませんが、積もっては消え積もっては消えを繰り返します。この豊富な積雪が粘土質の土壌に良い影響を及ぼし、立山から流れ来る雪解け水とあいまって、お米作りに最高の条件を新瀬戸高原にもたらしています。
立山からの最高の贈り物とは、
とびっきり美味しい空気と水
とびっきり恵まれた粘土質の土壌
立山山麓に舌状に伸びた高原が生み出す大きな寒暖差
最高の品質とは、
【低温乾燥】 【低温貯蔵】 【低温精米】
お米の刈り入れは、毎日一週間ほど続くため、どうしても短時間で高温乾燥せざるをえません。
このたび農家さんの協力を得て最後に刈り入れたお米だけ長時間【低温乾燥】してもらいます。
これを大型保冷庫で玄米のまま【低温貯蔵】し、ご注文のたびに 【低温精米】してお届けします。
手間ひまかけて、丁寧に管理した米は、まさに少量限定の〝幻の米〟です。
最高の贅沢とは、
ひと粒のお米は500粒にまで育ちます。しかも最高の美味しさ。
この奇跡のような自然の恵みを稲作という美しい物語に紡いできた先人たち。
立山からの類まれな贈り物を先人の想いとともにご賞味いただければこれに優る喜びはございません。
ホンマもんの美味しいごはんをご堪能いただくために、春から夏にかけてお米は冷蔵庫の野菜室か桐の米櫃に保管いただくとともに、マンガ本「立山天空の散歩道」P31の“飯炊き指南5か条”を参考にお米を炊いてみてください。
《飯炊き指南5か条》
第1条 お米は最初に出会う水から水分の60%を吸収するため、天然水またはろ過水を使用してください。
第2条 お米がヌカ臭くならないように、手早く洗ってザルを使ってさっとすすぐ(2回繰り返す)。
第3条 お米の研ぎ方は、指先にひと粒ずつを感じながら赤子をさわるように優しく研いでからさっと 2 回すすぐ。
第4条 研いだお米を 40 分ほど浸水させ、直前に氷を入れて炊く。 ( 一合につき氷一個 )
第5条 出来上がったご飯はよくほぐしてからおひつに入れて余分な水分をとる。
《商品説明》
標高200mほどの粘土質の土壌に恵まれた、寒暖差の大きい新瀬戸高原で育った風味豊かなお米です。
特徴は強い粘り気と甘みです。
《内容量》
・5kg 3,000円(税込、送料別)
・10kg 5,500円(税込、送料別)